維新の“二重行政”解消による住吉市民病院統合で、病気の子どもは棄てられた

維新の言う“二重行政”の意味がわからない。
これについては、今までも維新の議員らに何度も訊いてきたのだが、回答できた議員がいないためだ。


「二重」と言うなら、全国47都道府県の県庁所在地には全て「二重」の公の施設などがある。
維新の好きな東京都特別区ではそんな「二重行政」が23もあることになるのだが、特別区はパクっても、そこの「二重行政」をなぜ無視するのか、理解に苦しむ。


維新がその「二重」を解消したモデルの、住吉市民病院では、病床数が不足し、住吉市民病院の近くでかかりつけ医として使っていた子どもや家族が困っている。


受け皿とされた府立急性期医療センターの病床に空きがなく、遠く離れた扇町の北野病院に入院することになったのだと、
MBS「VOICE」で2019年3月6日に放送されていた。





住吉市民病院廃止問題
2018年9月30日
では、この間の経緯が詳しく説明がされている。

  


維新政治の失敗〜住吉市民病院〜  立憲民主党 「都構想」ポータル
https://tokoso.cdp-osaka.jp/misgovt1-sumiyoshi/
より抜粋。


廃止を決めたのは維新市政。約2キロ東に「大阪府立急性期・総合医療センター」があることから「二重行政の無駄」の典型とやり玉に挙げ、同センター内に新たに母子医療センターを建設することで廃止を決めました。


しかし、東西の交通の便が悪い南部地域で2キロはかなりの距離。それ以上に新設される母子センターに住吉市民病院のような福祉的機能は望めません。


例えば、重症心身障害児の短期入所には46人が登録しており、2017年度は延べ510日利用されています。しかし廃院後は、同センターに1床、都島区の総合医療センターに1床で受け付けられるのみとなり、不安の声が上がっています。


この廃止案には当然、多くの市民が反対の声を上げました。そのため大阪市会は2013年3月、承認にあたって「跡地に民間病院を誘致する」との付帯決議を付けました。


が、吉村洋文市長は3度にわたって誘致に失敗。やむを得ず2017年11月、代わりに大阪市立大学医学部付属病院を跡地に誘致する方針を示しましたが、大学側との協議はまだ始まったたばかりです。


4月以降は暫定的に「市立住之江診療所」が開設されますが、「外来」のみで入院や短期入所のニーズには対応できません。「医療空白」は現実のものとなってしまいました。


そもそも市立大学病院を誘致するなら、最初から住吉市民病院を存続させていればよかった話。


しかも、大阪府が30億円としていた機能統合に必要な費用が、実際は60億円もかかるということが後に発覚。大阪市の負担は当初予定から大きく膨らみました。しかもいつになるか不透明な市立大学病院の開設にも税金の投入は不可避です。


     



維新が肝いりで始めた住吉市民病院廃止が失敗したことは、既に予告しておいた。
クロスだか、苦労だか知らんが、いつもどおりのデタラメな駄々こねの結果としての選挙で、赤字を更に膨らましているなら、政治家として自分たちの起こした不始末の説明をすべきである。


これまでも税金ネコババや、各種犯罪が説明されたことはない。


説明責任も果たせぬトンズラ犯罪者軍団は、一刻も早く政界から去り、宗教団体でもやればよろしい。


ありもしない二重行政デマで廃止される住吉市民病院の患者が注目され、維新は必死で火消し!!
http://mitumerukisiwada.seesaa.net/article/452573718.html



参考:
住吉市民病院閉鎖から1年取り残される小児医療…二重行政解消の余波|特集|VOICE|MBS公式
2019.3.6放送
https://www.mbs.jp/voice/special/archive/20190305/
より
大阪の住吉市民病院が閉鎖されてまもなく1年が経ちます。地域の小児医療の要となっていた病院は、大阪府と市の二重行政解消の名目で去年、近くの府立病院と統合されました。しかし、1年経った今もかかりつけの病院を失った地元住民から不安の声は消えていません。


「何かあったときにかかれる病院がない」


「すごく大きなショックを受けたのと、この子の命がどうなるんだろうっていうのがやっぱり来ましたね」(安達明日香さん)


大阪市西成区に住む安達明日香さん(36)。2月、長女の優絆(ゆうな)ちゃん(1)が通う保育園から「排泄の時に出血し、高熱を出した」と連絡を受けました。この日は土曜日の午後で近所の小児科はどこも休診。安達さんは急いで優絆ちゃんを救急病院に連れて行きました。ところが…。


「やっぱり精密検査をきちんとするところに行った方が良いと。(緊急診療所から住吉母子医療センターに)受け入れのお願いをしてもらったんですけど、『小児のベッドがないんです』と、『満床だから受け入れられません』と返事があったみたいで」(安達さん)


安達さんの家から一番近い「住吉母子医療センター」への入院を断られたのです。


もともとこの地域には、府立の「急性期総合医療センター」と市立の「住吉市民病院」の2つの総合病院がありましたが、優絆ちゃんのかかりつけだった住吉市民病院は去年3月に閉鎖してしまいました。2キロ離れた府立病院と統合され、今回入院ができなかった「住吉母子医療センター」となったのです。


「『高度医療やから安心してください』と言われたのに、結局高度医療すら受けられへんで、窓口でポンって切られるっていう。ベッドが足りないんだっていう寂しさというか、現実を改めて実感して。実際この子が目の前でしんどいし、受け入れてもらえる先があるのかなって」(安達さん)


結局、優絆ちゃんは家から1時間ほどかかる大阪市北区の北野病院に入院。検査の結果、腸の重篤な病気の可能性があり、約4日間24時間点滴を受ける経過観察となりました。北野病院が自宅から遠いため一時帰宅も難しく、安達さんは会社を休み、ほとんど付きっきりで看病しました。安達さんは、かかりつけだった住吉市民病院がなくなる前は、このようなことはなかったと言います。


「住吉市民病院がなくなって、何かあったときにかかれる病院がないっていうことがすごく不安。夕方とかに体調崩すことが今回のようにある。(住吉市民病院の)先生が結構密にいろいろ話を聞いてくれたり、対応が早いというか。そういうところでの信頼は大きかったかなと思います」(安達さん)


二重行政解消、財政負担減少で「病院閉鎖」


住吉市民病院は産婦人科や小児科などがあり、入院もできる数少ない病院として約70年もの間、地域医療を支えてきました。その建物は老朽化のため立て替えられる予定でしたが、2012年に当時の橋下市長が方針転換を打ち出しました。府と市の「二重行政」を解消することで市の財政負担も減るとして、府立病院との統合を決定したのです。


「住吉市民病院を統合するっていう話だけで8億円赤字でキャッシュ入れていたのが3億で済むんでしたっけ。年間5億(浮くん)ですよ。キャッシュで」(大阪市 橋下徹前市長)


病院の閉鎖に地元住民らの反対は強く、7万人の署名が集まりました。これに対し市は「跡地に民間病院を誘致する」と約束していました。そして去年4月、統合によって「大阪府市共同住吉母子医療センター」が完成。高度な医療技術を導入し、ハイリスクな出産や新生児の治療にも対応するほか、「24時間365日オープン」を掲げ、夜間や救急でも患者を受け入れています。


「私どものところでは、例えば小児の神経であるとか感染症、アレルギー(など)。少し一般的な病気プラス専門性が必要であれば、そこをしっかり診ていく」(「住吉母子医療センター」小児科・新生児科 小垣滋豊主任部長)


余波…取り残される「小児科や産科」


ところが、肝心の小児科の入院ベッド数は減りました。市と府の2つの病院で111床あったのが統合によって79床となり、32床少なくなりました。しかも、市が約束していた跡地への民間病院の誘致は4度失敗。そして今回、跡地に新たに公立病院を誘致する案が浮上。その構想について、大阪市は…


「これからの高齢者施策を考えて、一番重要になるのは『認知症対策』。2025年の万博(のテーマ)は『いのち輝く未来社会のデザイン』。元気に老後生活を送ることができるというのも1つの大きな目標」(大阪市 吉村洋文市長)


新しい病院は『認知症』をメインに扱うことを打ち出したのです。さらに…


『新病院では、外来を基本とした一次医療を提供する』


今年1月末に発表された新病院の基本構想案では、小児科や産科の病床が1つもない計画になっていました。市は代わりの病床を確保するため、近接する阿倍野区の病院に10床増やす計画を立てています。しかし、住吉市民病院のあった西成・住之江エリアに新たに小児科や産科の病床を作るのは困難だと考えています。


「病床をどうしても作ると、やはり夜勤、24時間体制になる。(スタッフが)もう圧倒的に増えるので、そこはなかなか確保が非常に現状として難しい」(大阪市健康局 吉田正担当課長)



地元の保護者たちからも不安の声


今回の計画について、子どもを抱える地元の保護者たちからも不安の声が上がっています。


(3児の母)「入院施設がないから個人病院に行ってしまうと、病気がひどくなってからの対応で急きょ、『総合病院に行ってください』と言われた。もし住吉市民病院があれば、こんなにひどくはなってなかったのかなって」
(2児の母)「下の子が熱性けいれんを持っている。もし高熱が急にどっと出たときに、どこで入院するのか、どれくらいなのかとか、付き添い、家のことをどうしようみたいな」


住吉市民病院は「どんな患者も断らない総合病院」として、地元住民の心のよりどころでした。その存在を失った住民たちの不安は日々募るばかりです。


「高齢の方が安心して暮らせる町であってもほしいし、やっぱり小さい子どもたちであったりとか、私みたいなお母さんやったり妊婦さんたちが『よかった、ここで産める』『ここで生活できる』っていう安心感がほしい」(安達明日香さん)




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