池尻氏のネコババについて示す。
池尻秀樹 合計 14万8940円
ア 南大阪振興促進議員連盟 会費 2万4千円
当該組織は、堺市以南の大阪府下、自民系市議らによる団体である。
勉強会のような体裁をとってはいるものの、その内実は未だかつて政策提言を各自治体議会で行うこともないもので、田中学(自民)貝塚市議ですら、“親睦会”と公言している集まりであり、政務活動費として支出できる性質の会ではない。
この見解については、他の会員も合意しており、堺市議における池尻市議以外の他の会員において、同会費を政務活動費支出した者はいない。
イ 米カリフォルリニア州サンフランシスコ市への慰安婦撤去要請視察費 12万4940円
池尻市議は、本視察について、大綱質疑を行った旨、出張報告書に記載する。
確かに、平成26年第4回定例会-12月04日-02号において、池尻氏は、本件視察内容について意見を発してはいる。
しかし、それは単なる独自の意見の発露であり、質問ではない。
その証拠として、当該大綱質疑での36番(池尻秀樹君)(P.115)発言の後、
市長(竹山修身君)、市民人権局長(谷口裕子君)、文化観光局長(笠谷実君)、建設局長(柴信君)、総務局長(中谷省三君)、建設局長(柴信君)、文化観光局長(笠谷実君)、健康福祉局長(中野博文君)、総務局長(中谷省三君)の順に答弁がなされるが、誰一人として慰安婦に触れた回答はなく、その後の池尻市議の追加質問においても慰安婦に関する質問はなされていない。
よって、本件視察が大綱質疑に必要であったとの説明とはなりえないのである。
慰安婦について、調査等を行うのであれば、当事者が現存し、資料等も豊富な韓国へ行くならまだしも、単に韓国系の人々が居住し、慰安婦とされたシンボルとしての少女像が存在するだけの米国に行くのは、像の撤去運動でしかなく、堺市の政務と何ら関係がない。
少女像の設置がなされていることが視察目的地選定理由となるのであれば、本件視察地であるカリフォルニア州 サンフランシスコ市のみならず、米国内では同州グレンデール市、、ミシガン州デトロイト市、豪州ではシドニー近郊、ドイツではヴィーゼント市も視察先として容認されることになる。
そのような少女像の設置地であることだけをもって、税による多額の経費を要する海外視察先として相応しいはずがないのは論を待たない。
また同定例会では、池尻議員以外にも慰安婦に関する質問や議案が提出されている。
12月05日-03号では、26番(山口典子君)(P.159)が、「先般、堺市西文化会館において開催された、検証・いわゆる従軍慰安婦展について、貸し館の概要と経緯を教えてください。」として、ヘイトクライムに通ずる4特会関係者団体への貸館について市の姿勢を質している。
12月19日-05号には、16番(上村太一君)が、「議員提出議案第39号平成21年議員提出議案第26号が決定的な根拠を失ったことを確認し、『慰安婦』問題に関する適切な対応を求める決議について、提案会派であります大阪維新の会堺市議会議員団を代表して提案理由の説明を求めます。」として、議案を提出し、否決されている。
この議案については、28番(石本京子君)も「ただいま議題となりました議員提出議案第39号平成21年議員提出議案第26号が決定的な根拠を失ったことを確認し、「慰安婦」問題に関する適切な対応を求める決議案について、日本共産党を代表して意見を申し述べます。」と反対討議を行っている。
これらいずれの市議も慰安婦に関して、海外視察を行ってはいない。
更に、池尻市議においては、2014年3月7日付で、同じく慰安婦像撤去運動として米国カリフォルニア州グレンデール市を政務活動費による支出で訪れているが、請求人の指摘により、監査請求を行うまでもなく支出を取り消しているものであり、本件支出との整合性がない。
これらについても、監査委員は、
「(不正支出であるとの)事実証明書が監査請求書に添付されておらず、請求人の主観的な見解といわざるを得ない。 」と、私の請求を切り捨てている。
南大阪振興促進議員連盟 会費 2万4千円
などは、前回写真を掲載した賀詞交換会の席上こんな会話があったものだ。
たかひら
「明らかにアカン奴が入ってたで」
池尻
「どれよ?」
たかひら
「南議連の会費払ってるやん」
池尻
「うそぉ~?!」
たかひら
「嘘ちゃうがな。 親睦会費何ぞ、他の自民市議でも払ってないのに、事務員に任せきりで最終チェックしてへんから、領収書貼って出したんやろ? 返しときや!」
池尻
「そら出したらアカンわ・・・」
こんな会話してたら、直ちに返すと思いますわな。
それでも監査報告書に「既に返還しており…」と記載させる目的で入れといたんだけど、男やもめは家事に忙しい(自宅訪問時に彼自身が「家のことをするのが大変」と漏らしていた)ので忘れてしまったのか、そのままネコババ継続中。
ちなみに他のネコババ市議らが、私の指摘を受けて返還したかを議会事務局に確認したが、総務課高橋さんは「ありません」と回答している。
慰安婦象撤去にしても、池尻さんにしてみれば、今回は質問に入れたからいいじゃんってことかもしれませんが、小説家じゃないんだから、表現の一部に
「朝のゴールデンゲイトブリッジは、靄により、天空の橋の姿を見せていた。
ここで飛び降り自死をする人が後を絶たないのも、その幻想に自らをゆだね、雲に浮いたような気持ちのまま死んでゆけると期待するかだらだろうか…・」
なんて挿入したからって、税控除じゃなくて、政活費支出を受けられませんって。
しかも回答を求めてないんだから、質問の一部ですらなく、省略しても何ら質問に瑕疵が生じるものでもないしね。
ともかく、このように監査委員が庇えば庇うほど、議員らのネコババ疑惑は晴れず、隠蔽がなされることとなり、かくして“ネコババ”勲章だけが議員には付きまとうのだった。
誰か一人でも、ネコババでないとの説明をしたらどうかとあきれるのと同時に、
自分の政治活動の説明もできんなら、何で議員を続けているのか、
またなぜ政党として、維新や自民はネコババ議員を庇い立てし続けるのか
とこれからも問い続けていくしか、議会浄化への道はないと思いなおしたのでした。
チャンチャン。
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